PLCを用いたデジタルツインのデモを製作しました

先日ブログにて弊社ラボにFA機器を導入したことをお伝えしました。このたび、これらの機器を用いてデジタルツインを体感いただけるデモを製作しました。

デジタルツインとは

工場などの物理的なモノで構成された世界をそっくりそのままデジタル上でリアルタイムに再現することをいいます。次世代のものづくりには必須の技術といわれており、工場における現実世界の制御や監視、シミュレーションなどをデジタル上で効率的に行うことができるようになります。ただし、ローカルで処理すべきこととクラウドなどのデジタルの世界で処理すべきことをその特性に合わせて使い分ける必要があります。

デモの内容

  • 物理的なモノの世界(工場)
    • 高精度のレーザー測距センサーで対象物との距離を測定し、PLCに送信
    • 対象物との距離に応じてPLCから積層信号灯(パトライト)の点灯状態を制御
  • デジタルの世界(クラウド)
    • デバイスゲートウェイを通じてPLCで処理したデータをクラウド(AWS)に送信
    • 測距や積層信号灯の状態をリアルタイムに画面で再現
    • ボタン(画面/物理)を押すことでFAを制御(今回はブザー鳴動と赤点滅で表現)

上記とは別系統で、既存の積層信号灯に簡単にアドオンすることでランプの点灯状態を監視する装置を取り付けており、点灯状態のデータをクラウドに送ることができます。EnOcean版とLTE版があり、IoTスターターパックにて取り扱っております。

実機展示

下記イベントのIoT.kyoto(KYOSO)ブースにて実機を展示いたします。ぜひとも実機に触れてデジタルツインを体感ください!

イベントにお越しになれない方のために動画をご用意しました。