2019年2月23日(土)、TOC 五反田メッセにて開催された「JAWS DAYS 2019」に企業サポーターとして協賛いたしました!
当日の様子を抜粋してレポートします。
[JAWS-UG]AWSからJAWS-UGに向けてのメッセージ
JAWS-UG 実行委員の吉江さん、AWSジャパンのコミュニティ担当沼口さんとエバンジェリスト亀田さんによるセッション。
JAWS DAYS 2019 は事前登録者数が2450名で歴代最大の集客となりました。この盛り上がりを受けて AWS ジャパンの長崎社長がビデオレターに登場。そこで2月23日がJAWS-UGの誕生日だとお話がありました。
また、JAWS-UGの初回の勉強会でスピーカーを務め、昨年の JAWS DAYS では登壇もしているジェフ・バー氏からもビデオレターが届きました。「多くの参加者と出会うこと」「たくさんの学びを得ること」「学んだことをシェアすること」をアドバイスとして挙げ、「来年の JAWS DAYS で会いましょう」と締めくくられました。
亀田さんは AWS が採用面接時に用いる14項目のリーダー指標。その中で最も大事にしている「Learn and Be Curious」について紹介されました。
「学びたいという気持ちを持ち、その上で好奇心を忘れないこと」、「おもしろいと思ったことを『今度調べてみよう』ではなく、『明日調べる』という心の持ち方」であり、何よりも積極的に手を動かし、自分の中でアウトプットを繰り返すことで生まれては廃れていく多くの技術を雑多に飲み込んでいくクラウドコンピューティングに適応することができるそうです。
AWS は従量課金を採用しています。資産を持たずに流動性を高めることが大切と講演していながら、自分は賃貸ではなく、持ち家です、とのこと。
何故、サービスは従量課金が良くて、家は持ち家なのか、という資産の持ち方は心の拠り所の違いによるものが大きいと亀田さんは仰っていました。
「家」は自分の心の拠り所になるが、「サービス」や「会社」はエンジニアの心の拠り所ではない。
エンジニアは「自分の中の学習サイクルによる学びの蓄積」が心の礎になります。
Infrastructure as Codeの考え方も重要で、「誰がいつ、どんなことが起きても、常に同じアウトプットを行うことができるビジネスの中で、どの業務が自動化できるかを考えてみる。その運用効率を高められるのがクラウドコンピューティングである、とのことでした。
JAWS-UGが発足してちょうど9年。そんな日に過去最大規模の JAWS DAYS 2019 が開催されたことに感動しました!亀田さんの熱量高めなお話も胸に刻みつつ、セッション会場を後にしました。
セッション会場を移動する前に SORACOM さまのブースへ
写真を撮り忘れてしまいましたが、今回もあのボタンのデモや WioLTE を使った冷蔵庫の開閉を可視化するデモを見せていただきました!
その後、SORACOM Cook Book を求めて同人誌ブースへ。
無事に手に入れました!
[初心者向け]AWS環境のセキュリティ運用(設計)をはじめてみよう
クラスメソッド 臼田さんのセッション
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/jaws-days-2019-a-security/
セッションのはじめに資料URLをシェアしていただいたので、席が埋まってしまい立ち見で前の方がよく見えなくても問題なくお話が聞けて良かったです。
それぞれ話の節目にクラスメソッドさんの記事を紹介していただけるのもわかりやすかったです。
セキュリティの運用は本当に人力でやる必要がありますか?ということでセキュリティの運用を自動化することで「楽に強く守る」をコンセプトにしたお話でした。
セキュリティの運用は設計段階から始まっているのでなるべく設計で潰すことが前提なので、自動化をするときは設計をしっかりやることがポイントです。
パッチを当てて失敗するより、パッチを当てないでインシデントが起きたことを考えたら、やって失敗する方がリスクは低い!ということでしたが、セキュリティ運用以外にも通じる話に思えました。何事もやらなければ始まりませんからね。
技術的な部分の詳細は資料を読んだ方がわかりやすいと思いますので、URLをご覧ください!
[IoT] IoT野郎が語り合う、IoTの今と未来、そしてエコシステム
当社 辻がモデレーター、パネリストにブレインズテクノロジーの榎並さん、ソラコムの片山さんと松下さんを迎えたパネルディスカッションです。
セッション中に SORACOM 様に「年間最優秀パートナー」に選ばれたことを記念して作った「ソラコム大好きいおたん」の紹介がありました。
このパネルディスカッションではTwitterを使ってIoTについての質問を聴講者から投げかけてもらい、そちらについて答えるという形式で行われました。
コミュニティやLT系でちまちまやっている「やってみた、作ってみた」系はクラウド側の人間がデバイスを遠隔でちょっと動かして喜んでる感があるけどアレでビジネスに繋がる?
#IoT野郎— 八子知礼 (@tomokyun85) 2019年2月23日
なかなか厳しい質問も…
<ディスカッションの内容>
「やってみた」系は全体の2割程度で、実際は「やってみた」で終わらせていません。
情報を取り入れるだけでなく、情報を交換するのがコミュニティでもあります。
#IoT野郎 #jawsdays #jd2019_a 総務省・情報通信研究機構らが進めているIoT機器への”大規模無差別攻撃”的な調査NOTICEが物議を醸し出していますが、どう思いますか?
— TATSUNO Yasuhiro (@smogami) 2019年2月23日
とてもタイムリーな質問
<ディスカッションの内容>
やり方はさておき、必要性は感じます。IoT機器の数が多くなれば管理しきれず、攻撃の踏み台にされる心配もあります。
世界に先駆けて、IoTのセキュリティについて認知を高めようとする姿勢は評価できます。
他にも様々な質問が寄せられていました。
IoT がこれからもっと普及されますように!!
ソラコム大好きいおたんのステッカーはこちら!
[働き方] 働くことや学ぶことを見つめ直してみませんか?presented by クラウド女子会
ワークショップも兼ねた多田さんによるセッション。
https://www.slideshare.net/ayumitada126/190223-jawsdays2019-ayumitada
まずはStop thinking と Stop to thinkの違いについてから。
Stop thinking = 考えるのをやめること
Stop to think = 考えるために立ち止まること
このセッションでは「Stop to think」で進めましょうということでした。
「なぜ人は働くのか」
給料や地位、能力ややりたい仕事など、仕事をすることで報酬を得るために働いています。
ただ、これは全ていずれ失われる可能性のある報酬です。
唯一、失われない報酬は「人間としての成長」、これを見失わないよう意識して仕事をする必要があります。
また、現在は VUCA の時代。変化の激しい時代において成長しているAmazonはAmazon自身が掲げるOLPに従って実践している人々によって成長しています。
つまり、主体的に動いて状況を動かす人であるからこそ、変化の激しい時代に適応できます。
では、主体的に動いて状況を動かすためにはどうすべきかというお話でした。
詳細はこちらも資料を公開されていますので、ぜひこちらを参照してください。
最後に
JAWS DAYS 2019 はセッションもさることながら、企業ブースや同人誌スペースも大いに盛り上がっていました。
当社も企業スペースにパンフレットとノベルティを置かせていただきました。当日、受け取ってくださった皆さま、ありがとうございました!
個人的に購入したもの。頑張ります!
今回のJAWS DAYS 2019では当社からもスタッフとして数名、参加いたしました。
当社は今後も JAWS-UG にできる限り協力させていただきます。
主催の皆さま、スタッフの皆さまのおかげで大変楽しむことができました!
ありがとうございました!!