Alexa Day 2019に企業サポーターとして協賛しました!【レポート】

2019年4月6日(土)、三宮にて開催された「Alexa Day 2019」に企業サポーターとして協賛いたしました!
当日の様子をレポートします。

今回もノベルティーとパンフレットを配布しました

Alexa Skills Kit 最新アップデート

Alexa デベロッパーエバンジェリストの吉田さんによる Alexa Skills Kit の最新アップデートを紹介するセッションです。
スマホを使って家の中だけでなく、外でも使える Alexa に対応したヘッドフォンや、既に持っているスピーカーなど AV 機器が Alexa 対応できる「Echo Input」の登場など、今後もスマートスピーカーというジャンルを超えて普及が進むだろうと考えられています。
また、Alexa Skills も様々なユーザーに浸透していて、ゲームからスマートホームに関するものまで日々新たな Alexa Skills が生まれています。
日本では未対応ですが、アメリカではスキル内課金も登場しており、これからは「お金を出してでも使いたいと思える魅力的な」スキルが登場していくだろうと示唆されていました。

そんな中、3月下旬に「Alexa Blueprints」はスキルのテンプレートを使って誰でも簡単にスキルを作成できるツールが登場しました。(アメリカでは昨年登場していたみたいです)

質問と回答をカスタマイズできるカスタム Q&A や Alexa が質問を投げかけてくるフラッシュカード、メッセージをカスタマイズして友達と Facebook などで共有できるメッセージ系のスキルなど、8種類のテンプレートが利用できます。

特にカスタム Q&A では呼びかけがいらないため、質問からはじめても応答してくれるという特徴があります。(例えば「ゴミの日はいつ?」だけで起動することができます。
実際にツールの使い方から、実際にスキルを使うまでのデモを行われましたが、本当に誰でも使る内容でした。
ゴミの日や時間割など、日常で意外と覚えられないことをカスタマイズで作成することで、 Alexa をもっと一般家庭で活用されていくことが期待できる内容でした。
 

世界ではじめて楽器にAVSを搭載するまでの話

今年ラスベガスで開催された CES でも注目の的だったらしい Roland さんの GO:PIANO with Alexa Built-in のお話でした。
Roland さんの電子キーボードは多機能で大変便利なのですが、表示パネルが小さく、UI が複雑で使い方が難しいとの声もあったようです。(個人的な話ですが、昔 Roland さんの電子ピアノを愛用していた時、何年経っても説明書片手に操作していました…)
音を変えたり、内蔵曲を流したり、メトロノームの拍子を変えたり、全て声で操作できるのが「GO:PIANO with Alexa Built-in」の特徴です。

そんな Alexa 搭載のキーボードを何故作ったのか?
中国によく出張に行っていた頃、AI スピーカーに出会い、うちでも作れるんじゃないか?と思ったことが始まりだったそうです。

日本でアイレットさんと会って、AI スピーカー搭載の電子キーボードができないか、PoCからはじめて試作品を作り、形にされました。

アイレットさんは AWS に詳しくても Amazon Alexa に詳しいわけではないので、ガイドラインやドキュメントを読み込んで、精査を重ねていたそうです。

Alexaと何かをかけ合わせる時はそれだけの価値が生まれるかどうかをよく考えること。
自分の専門範囲外のところを触れないといけないので専門同士が歩み寄らないといけないことを念頭に置いて、進めていくことが重要だそうです。

デモも見せていただきましたが、声だけで操作できるという点が本当に易しかったです。製品自体は今年秋に発売予定だそうです。
https://www.roland.com/jp/news/0820/
 

Alexa KoBuilder Challenge supported by 神戸市

神戸に関する Alexa スキルを作成してプレゼンで紹介、聴衆者の投票によって優勝者を決めるコンテストでした。7名の方のプレゼンでしたが、どれも魅力的でした。

「神戸市 ゴミの日(非公式)」− 長田さん

デモの音声がうまく流れず、セリフ読み上げで対応されてましたが、新生活始めたてだとゴミの日をなかなか覚えられないので、ありがたいスキルだなあと思いました。

神戸のトイレマップ− 田尻さん

神戸市賞&得票数2位おめでとうございました!
個人的には一番使いたいと思ったスキルでした。水音が流れる機能付きなのも良かったです。

さんぽ− 池内さん

優勝おめでとうございました!
さんぽに適した場所を歩く時間、イベント情報と組み合わせて教えてくれるというスキル。
歩く時間に合わせてキャッチコピーまで変わるそうで、確かに歩くのが楽しくなるスキルだと感じました。

高校生が Alexa スキルを作ってみました− 能野さん

神戸から離れてしまった人たちをターゲットにした方言で天候を教えてくれるスキル「テンコウベ(天候+神戸」。
高校生がスキルの作成に挑戦するのもさる事ながら、それ以上に方言への着眼点がすごくいいなあと思いました。
Alexa が発する抑揚のない方言も良かったです。
 

Alexa Skill Blueprintsワークショップ

 

 
これまでAlexa Skillを開発するには、Amazon DeveloperアカウントとAWSアカウントを取得して開発者コンソールから作業を行う必要があり、少し敷居が高かったですよね。Alexa Day開催のほんの2週間前に「Alexa Skill Blueprints」が公開され、テンプレートで用意されたSkillをマウス操作だけで簡単に開発できるようになりました。しかもAlexaをセットアップしたAmazon.co.jpアカウントを用意するだけと非常にお手軽!今回、終日通して「Alexa Skill Blueprints」を体験するワークショップが開催されていましたので参加してきました。
 

 
上記のような簡単な画面でマウスをポチポチするだけで簡単にオリジナルスキルが作れちゃいます。そしてデプロイすれば自宅のAlexaがちゃんと反応してくれます。会場ではAlexaスマホアプリで動作を確認しました。また、お祝いメッセージを作成して誰かに送ることもできてしまいます。非常に簡単なので、Alexaをお持ちの方は上記リンク先に飛んで是非チャレンジしてみてください。
 

今回、Alexa についてあまり知らない状態で参加してしまいましたが、Alexa の魅力を存分に味わうことができました。すっかり Alexa のファンになって帰ってきました!
次回の開催からは「Voice Con Japan」と名前を変えて開催されるそうです。少しでも Alexa に興味がある方はぜひ参加してみてくださいね。

 

最後に企業サポーターを紹介していただきました!ありがとうございました。