みなさんこんにちは。
このたび、新たな事例を公開しましたのでご紹介いたします。
今回の事例は「植物工場の環境情報可視化」
植物工場では、最適な温湿度に維持するため普段から並々ならぬ努力をされておりましたが、各ライン上の温湿度把握に、かなりの手間が発生していたようです。
そこで何とか簡単にリアルタイムで把握できないかとの相談を受け、ご提案しました!
詳しくはこちら:当社導入事例ページ「植物工場の環境情報可視化」
電源レスセンサーを採用
ご提案にあたって当社が目を付けたのが電源レスでセンシングが可能なEnOceanセンサーです。
EnOceanセンサーは発電機能をもっており、照明光でのソーラー発電やプッシュされたときの発電によりデータ送信が可能です。そのためセンサー自体に電源が不要となり、場所を選ばずに設置が可能です。
こちらのEnOceanセンサーを使用し、取得された情報を当社の可視化Webアプリ「IoT.kyoto VIS」で可視化するというご提案はお客様からも好評でした!
こちらがEnOceanセンサーです。左からプッシュスイッチ、温湿度センサー、受信モジュール(実際に使用したものとは異なります)。
実際に試してみると
いざ、EnOceanセンサーを使用して植物工場内のデータ取得を実施すると、思ったよりも通信距離が届かない・・・
よくよく調査してみると、金属や植物、水などで電波が減退するそう・・・
しかし設置場所などを試行錯誤したり、リピーター(中継器)を挟むことにより最適な設置場所を決定!無事にデータの取得ができ、現在はリアルタイムに温湿度情報の把握ができています!
まとめ
EnOceanセンサー電源レスのため電力を極力使用しない仕組みになっており、場合によっては、通信距離が届かない。データの送信頻度が足りないなどが存在します。
しかし電源レスのため、電源が届かない場所や、既に完成しているライン・作業室へ、後付けが可能なため設備への投資低減が期待できます!