IoT.kyotoでは研究開発の一環でPanasonic Vieurekaを用いてデモを作成してきました。過去の研究開発については下記をご参照ください。
vieurekaでセキュリティカメラデモを作成しました!
IoTデバイスで取得したデータをSORACOM Beam経由からFunk経由に切り替えた話
Vieurekaを使って顔認証アプリを検証しました![エッジ(Vieurekaカメラ)方式 OR ハイブリッド(Vieurekaカメラ+クラウド)方式]
現在、新たに顔認証アプリを使い、電子錠を非接触で開閉するシステムを開発しています。まだまだ開発途中ではありますが、現状をご報告いたします!
概要
今回はVieurekaカメラとM5Stack(ディスプレイ、SDカードスロット、マイコン、スピーカー、ボタンなどを搭載したIoT開発用モジュール)を用いて、下記の部分まで作成いたしました!
- Vieurekaカメラに顔を写す
- 顔を検出した画像をクラウドに送信
- クラウド上で画像の人物が登録されているか、登録されている場合は解錠する権限があるかを確認し、その結果をM5Stackに送信
- 判定結果をディスプレイに表示
- 解錠権限がある場合→(登録者名) Open
- 登録されていない、または解錠権限がない場合→unregistered person Close
実際の動き
事前に登録し、解錠権限がある人の場合
- 顔認証アプリ:登録している人がカメラに映った場合、撮影された顔画像に緑枠が付きます
右側に登録した画像、社員番号、登録者名(今回は「いおたん だよ」で登録しています)、信頼度を表示します
2. M5Stack:解錠権限があるので、ディスプレイに登録者名と解錠状況(解錠できるためOpen)を表示します
3. 解錠履歴にも表示されます
撮影日時、解錠場所、解錠者名、解錠状況を認証履歴として残しています
事前に登録していない場合
- 顔認証アプリ:登録していない人がカメラに映った場合、撮影した顔画像に赤枠がつきます
2. M5Stack:登録されていないため、ディスプレイに「unregistered person」と解錠状況(解錠できないためClose)を表示します
3. 解錠履歴には解錠できないため、施錠と表示されます
今後の予定
今後、電子錠と今回作ったシステムを組み合わせて、実際に電子錠の開閉を実装していきます。
完成次第、またお知らせいたします!