概要
本記事では既にMORAT GWを導入いただいているお客様向けにMORAT GWの便利機能をご紹介します。MORAT GWの内部機能をわかりやすく説明しておりますので、ぜひ、ご参照ください。
<ご紹介する機能はこちら!>
- センサー値をGW内部で単位変換してクラウドへ送信
- 変換した最適な単位でデータ分析や可視化ができる
GWの機能 〜センサー値を扱いやすい単位に〜
MORAT GWの強みはGW1台に様々な汎用的なセンサ、アナログセンサなどを接続してクラウドにデータを送信できることですが、センサーの値はそのままでは使えないことが多いです。
数字の桁数の調整が必要であったり、アナログ出力の数値であったり・・・。そんな時、GWを通るだけで人が読みやすく、使いやすいデータになれば助かりますよね。
MORAT GWはクラウド側にデータを送る前に、データを適切な形に自由に加工すること、またそのノウハウをライブラリ化しています。
MORAT GWデータ変換のメリット
- 納品スピードが早くなる
- すでに導入実績のあるモジュールや汎用的な値を扱う場合、納品を待つ期間が短くなります
- 見たい単位で使える
- クラウド側は生のセンサー値でなく、見たい単位で値の取得が可能になります
GW変換のイメージ
下図で、IoT.kyotoが展示会などで紹介しているMORAT GWを使ったスマートファクトリーデモを例に、様々なセンサーの値をわかりやすい単位に変換して取得、可視化しているイメージを表現してみました。
今後 〜どう便利?どう使う?〜
お客様ご自身で、あるいは発注してセンサーや画面アプリケーションにセンサー値の単位変換をコーディングしていませんか?もっと簡単にデータ変換できるようになるかもしれません。
先述の通りMORAT GWでは、GW内部でセンサー値の単位変換をする仕組みをライブラリ化しています。この変換のライブラリにはセンサー値の種類ごとに変換パラメータを設定しています。
変換パラメータはたとえば、元の値「3204」があったとして、これを「32.04」と解釈すること、さらには「小数点以下何桁までで表現する」といったように、測定値の解釈や、その表現の条件を指定する設定値のことです。
IoT.kyotoではこの変換の仕組みを元に、GUI操作による設定画面の導入を進めています。
現在の取り組みは開発者向けですが、今後、さらにご要望に応じてお客様自身でパラメータを設定・管理できる画面のご提供も計画中です!
設定画面操作により、ノンコーディングでデータの変換パラメータを自由にカスタマイズすることが可能になります。
MORAT GWを利用されるお客様がより便利に、簡単にIoTを実現できる仕組みを検討中です。
利用イメージ
「設定画面」をお客様が使う際のイメージを下図に記載します。計画中の「設定画面」は画面からGWへ変換パラメータを設定します。この設定により、生のセンサーの値をMORAT GWで見やすい単位に変換したデータでクラウドや画面にそのまま出力することができます。
MORAT GWって何?興味がある方はこちら
本記事で紹介した取り組みを実施、機能アップデート中のMORAT GWについて価格や構成、事例などに興味のある方は製品ページをご覧ください。