5月22日(土)、IoT.kyotoが協賛するコミュニティリーダーズサミットin高知2021が開催されました。
今回は2020年に引き続き、高知会場とオンラインのハイブリット開催で、今回も全国のコミュニティ活動の活性化を目指し、今年で4年目を迎えました。このコミュニティリーダーズサミットを通して、新たなコミュニティが作られ、活動されています。今回のレポートでは現地参加の中で気になった内容をまとめました。
<過去の開催レポート>
2018年10月〜11月 イベント総まとめ!!【レポート】
当日のアーカイブ動画も公開されていますので、ぜひご覧ください。
セッション1:コミュニティで上手に越境する方法
地域課題を解決するコミュニティまんまる高知の共同代表 楠瀬さんとFinTech、GovTech、Civic Techなど複数の顔をお持ちの大久保さんをパネリストに迎え、モデレーターの小島さんとのパネルディスカッションです。
コミュニティ活動において「アウトプットは大事」というお話は様々な場所で共有されますが、アウトプットを行うことで「名前」としての認識ではなく「○○といえばこの人」と想起につながるというお話が印象的でした。外に向かって発信し、想起に繋げることで同じ価値観の人や同じ感覚の人が集まりやすくなり、それがまた新たなコミュニティ活動に繋がっていくこともあるでしょうし、それがまた今回のテーマである「コミュニティで上手に越境する」に繋がっていくのかなと思いました。
また、コロナ禍でのコミュニティ活動がオンライン中心になってしまうことについての難しさについてもお話されていました。オンラインで全て完結してしまうため、コミュニケーションが取りづらく、コミュニティを作った当初に感じていた熱が徐々に冷めてしまっていってる危機感についてのお話はおそらくコミュニティ活動だけでなく、リモート中心の働き方でも抱えてしまう問題のように感じました。「難しいことを難しいとシェアする」ことで「全員じゃなくても数人でも行動に起こしてくれる人がいるだろう」というのが力になるように感じました。ただ、オンライン前提になることでログが残しやすい、検索しやすいというメリットにもなる、ということもなかなか気づいていない視点だったように感じられました。
セッション2:どうなる!?アフターコロナのコミュニティ活動
JAWS DAYSやkintone Cafe、オンラインハッカソンの運営を行う山口さん、片岡さん、小島さん、松井さんの4名でのパネルディスカッションでした。
1つ目のセッションでもお話がありましたが、オンラインが中心となる活動が多くなり、オフライン活動がなかなか開催できない中で、どうしてもオフラインの良さや懐かしさを感じてしまいがちですが、オンラインだからこその良さもあるのかなと感じられるセッションでした。どうしても一方通行になりがちなオンライン活動も今回ディスカッションしていただいた皆様の経験談を参考に工夫によって双方向でコミュニケーションを築いていくこともできるのではないかと感じられました。
アフターコロナであってもオンラインオンリーになるわけではないし、全てがリアルイベントに戻るわけではない。今回のセッションもですが、オンラインでの活動に対してメリットやデメリット、成功談や失敗談をアウトプットで共有していただくことでコミュニティ活動だけでなく、あらゆるオンライン上での活動のブラッシュアップにつながっていくのではないかと感じました。
まとめ
今回、久々にコミュニティに参加しました。他にも好きから繋がるコミュニティ活動を運営されている方々のセッションや、オンライン限定で行われたデリバリーサポーター(高知の魅力的な食べ物やお酒をお届けするチケット)の皆様のセッションなど様々な内容のセッションが行われました。昨今、コミュニティ活動だけでなく、企業主催のイベントもオンライン中心に移行している中でひと足早く移行された方々のお話を伺うことができて、非常に参考になりました。IoT.kyotoの今後の活動の中でも参考にさせていただこうと思いました!
おまけ:デリバリーサポーターチケットが羨ましかったので翌日、明神丸さんに伺ってから帰りました。