MORAT GW 自動制御機能アップデートの取り組みをご紹介します!

概要

IoT.kyotoでは、日々、よりニーズにあったサービスを提供できるように開発を進めております。当記事ではMORAT GWの自動制御機能に関するアップデートについて紹介いたします。

MORAT GWって?

IoT.kyotoの製品の一つであるMORAT GWは、Modbus RTU対応の様々なセンサーデバイスのデータをクラウドに上げるほか、クラウドから遠隔で接点やリレー等の制御をすることができます。(こちらのMORAT GW専用ページでより詳細な機能がご確認いただけます!)

以下はMORAT GWを用いたデバイスの遠隔制御の具体的な実装例です:

  • Web画面上の仮想スイッチなどを介してデバイスを操作する手動制御
  • センサーデータの値やスケジュールに基づいて操作する自動制御

これらの機能は、展示会等でご覧いただけるスマートファクトリーデモでご紹介しております。(こちらの「デモ紹介画面」で実際の動きがご覧いただけます。)

今回ご紹介する取り組みは、こちらの遠隔制御機能でより高度なセンシング・コントロールを実現するものです!

今のMORAT GWにできること

現在のMORAT GWでも遠隔による自動制御は行えます。方法としては、センサーデータをクラウド側でチェックし、しきい値等を元に機器を操作するか判定します。上記で紹介したスマートファクトリーデモでは、「温度が30度を超えている場合ファンを回す」「電力が600Wを超えた場合ライトを消す」などの制御が、自動かつ遠隔で行えます。

さらにできるようになること

これまでご紹介したように、現状でも遠隔での自動制御は行えますが、基本的には簡易な条件を元に制御を行います。現在取り組んでいる内容として、以下のような機能を追加予定です。

  • 複数機器のシーケンス制御
  • 機器の関連性を元に制御可否を管理するインターロック機能
  • 制御ログの可視化

これらの機能追加を行うことによって、PLCがクローズドな環境で行っていた可視化やデバイスのコントロールをMORAT GWに置き換えることができるようになります。PLCを用いて製造現場のシーケンス制御を行う場合、ラダーでの開発が必要となりますが、MORAT GWを用いる場合は、シーケンス制御の内容をクラウド環境にあるDBに登録して制御を行います。そのため、シーケンスの変更や、追加、新しい現場への展開など、デバイスに依存しない開発が可能となるため、より展開がしやすくなる点がメリットです。

製造現場のアップデートをめざして

これまでMORAT GWをご提案するケースとしては、比較的単純な条件による制御に限られていました。今回ご紹介した機能をご提供できるようになれば、より複雑なシチュエーションに対応できるようになります。設備のスマート化、老朽化したPLCのリプレースなどでご検討ください。

MORAT GWに興味を持っていただけたら、ぜひお問い合わせください!