IoT.kyoto CurrenTIA

流量や振動など、アナログI/F(4-20mA)のセンサーを手軽にIoT化するためのデバイスです。オプションで熱電対や電流計測にも対応し、最大4ch(アナログセンサーの場合)まで同時に計測できます。SORACOM Air SIMを搭載しているため、LTE通信(docomo/au)が可能な場所であればどこでも設置ができます。手のひらサイズなので、場所の制約も受けません。
センサーに接続するだけでセンサーの計測値をSORACOM経由でAWS上のデータベース(Amazon DynamoDB等)に蓄積することができます。IoTスターターパックには「IoT.kyoto VIS」が含まれており、簡単に可視化やしきい値によるアラートメールを送信することができます。

アーキテクチャ

使い方

  • CurrenTIAの信号入力ケーブルを各種アナログセンサーの4-20mA信号に接続します。
  • USBケーブルをCurrenTIAのmicro USBコネクタに接続します。
  • CurrenTIAと、各種アナログセンサーの電源をオンにします。

ご注意

  • 各種アナログセンサーの電源は別途ご用意ください
  • IoT.kyoto CurrenTIAの電源はDC5Vです。USB-AタイプのACアダプタ、もしくはDC24V→5V変換アダプタをご使用ください。(ご注文時にご指定いただいた電源に合わせ、アダプタが付属します)
  • 配線は全ての機器が電源オフの状態で接続してください
  • IoT.kyoto CurrenTIAと各種アナログセンサーの電源は同時または先にIoT.kyoto CurrenTIAの電源をオンにしてください

施工例
通信機器にIoT.kyoto CurrenTIAを使用

サービスの特徴

アナログセンサーを簡単にスマート化
熱電対と電流計測(CTクランプ)にも対応します
センサーと電源をつなぐだけ
SIM内蔵なのでお手軽
可視化ツール標準搭載
IoT.kyoto VISをお使いいただけます

FAQ

Q: 対応する電源は?

A:  AC100VまたはDC24Vです。

Q: データの収集インターバルは調節できますか?

A: 最短1秒まで自由に設定可能です。導入後にクラウド側からの操作で変更することもできます(要再起動)。

Q: アナログセンサーの計測値をマッピング仕様に基づいて数値変換できますか?

A: クラウド上での設定で数値変換できます。

Q: アナログセンサーとはどのように接続しますか?

A: CurrenTIAに予めリード線が接続されていますので、お客様にて端子台等をご用意いただきセンサーと接続してください。ご注文時にリード線の長さや端子加工のご希望を承ります。

Q: 精度や耐久性はどの程度ですか?

A: 本製品は簡易な治具です。より高い精度や耐久性をお求めの場合は、IoT.kyoto MORAT GWをご検討ください。

Q:蓄積したデータをCSV形式でダウンロードすることはできますか?

A: IoT.kyoto VISにCSVダウンロード機能があります。

Q:AWS/SORACOM環境は提供してもらえますか?

A:保守サービスを締結いただくことで当社にて契約や支払いを代行します。ただしSORACOM Lagoonを利用する場合は契約するプランによって料金が変動するため、保守サービス内での提供はできません。お手数ですがお客様にてご契約ください。

Q: AWS環境は必須ですか?

A: SORACOM HarvestLagoonを利用することでAWS環境を用意することなくデータ蓄積や可視化が可能です。

Q: 対応する熱電対は?

A: K型、J型、T型、N型、S型、E型、B型、R型に対応します。ご注文時に型と長さ(CurrenTIA本体から熱電対先端まで)をご指定ください。

Q: 熱電対とアナログセンサーは同時に接続できますか?

A: ご注文時に指定いただいた場合に限り、各1chを同時に接続可能です。

Q: 電流計オプションとは何ですか?

A: CTクランプにより最大4chの電流計測を可能とするオプションです。標準品とは外観が異なり(写真参照)、電源はAC100Vのみの対応となります。


電流計オプション外観