概要
先日vieurekaプラットフォームのパートナーに認定されたことをお知らせしましたが、今回はそのvieurekaを使ったデモを作成しましたので紹介します。このデモは2019年10月24日に阪急うめだホールで開催されるHello SORACOM 大阪、2019年11月27~29日に東京ビッグサイトで開催されるIIFES 2019にて展示されますので気になった方はぜひ弊社のブースにお越し下さい!
実施内容
今回作成したのは、vieurekaに写っている人が不審者であるか判断する、というものです。アプリに登録されている人は緑枠でアプリ画面に表示され、かつ誰なのか、も表示されます。登録されていない人は赤枠で表示されます。
ユーザー登録はアプリ上で行い、それによって緑枠判定されるようになります。
以下の画面からユーザーの登録・削除をすることができます。
実際の様子
実際にこのアプリを使用している様子がこちらの動画です。
最初に赤枠(=不審者)と判定されていた人が登録をすると、緑枠(=登録者)であると判定されるようになります。
実装方法
このアプリの処理の流れは以下のようになっています。
今回エッジ側(vieureka側)では「カメラに写った範囲に人(顔・正面)がいるかどうか」を判断しており、1人以上写っていたらSORACOM Funk経由で画像を送信する、ということをしています。正直あまりエッジコンピューティングとは言えないですね😓現段階ではvieureka側で人物判定までするのは困難なため、この設計となっています。
人の判別には今回Amazon Rekognitionを使用しています。Amazon Rekognitionはなんと顔画像を1枚登録するだけで人物の判別できるようになってしまうんです!この精度の良さには驚きです😮このシンプルな設計のおかげでスムーズな顔登録や画面表示を実現できています。
これを活用してできること
今回はカメラ上に写った人物がホワイトリストに登録されているかどうかの判定に留まっていますが、これを応用することでセキュリティゲートの強化(ICカード + 顔認証でゲートの制御をする、など)や顧客会員情報の照会(会員カードなしで顔認証による購入履歴の確認、など)といったことに活用できるのではと考えています。
もちろんそれ以外の活用方法であってもぜひご相談ください!