IoT.kyotoはPanasonic様主催のVieureka Camera App Challenge 2021に共催しております。そこで、IoTカメラアプリ開発ブログで実際にVieurekaカメラアプリを開発し、完成までの手順をご紹介しています!今回は「開発」についてお話しします。
開発の流れ
今回は以下のような流れで開発を行いました。実際の開発でもPoC開発で実際に本番開発で結果が得られるか、検証します。
- プロトタイプ作成(PoC開発)
- 検証
- 本番開発
開発担当者にインタビュー!
詳しい開発内容や画像をご紹介できないため、今回は冒頭の写真撮影に協力してくれた開発担当の入社1年目若手メンバーの2人から話を聞きました。過去、何本かブログにも技術ブログを投稿してくれている頼もしいメンバーです!
参考記事:【体験】SORACOM Arcのプライベートベータ版触ってみた!
GPSマルチユニットのウェブアプリ作ってみた!
Vieurekaウェビナーに助けてもらいました
—— 今回初めてのVieurekaカメラアプリの開発でしたが、開発はしやすかったですか?
正直、かなり難しかったです。Vieurekaカメラアプリの開発だけでなく、今までは既存案件のWEBアプリ画面に手を加えたり、クラウド部分を修正したりしていたのですが、1からの開発は初めてでした。既存のコードややり方を真似れば何とか形にできていたので、何もないところからスタートする難しさを知りました。
Vieurekaカメラアプリも開発当初は操作できてはいるけど、実際にはあまり理解できていませんでした。今回、Vieureka Camera App Challenge2021への参加者を対象にパナソニック様主催のウェビナーを複数回開催していただき、そちらに参加したことでかなり理解が深まりました。どの回のウェビナーも知れて良かったと感じられる内容で、すごく助かりました。
—— 今回の開発を通して、特に成長したと感じることはありましたか?
実は前回作ったGPSマルチユニットのWEBアプリに致命的な欠点がありまして、エラー処理を書いていませんでした。奇跡的に問題なく動いたのと、社内用に短期間で作成したものなので何とかなりましたが、当時は万が一の想定を特にしないまま開発していました。
今回はもちろんそんなことはなく、複数の案件に携わった経験で様々な考慮・想定を経て開発をする大切さを学びました。ただ、Vieurekaカメラアプリを1から開発する上で、どこまでの想定が必要なのか、あまり考えすぎるとコードが膨大な量になるため、一定の線引きも必要だと先輩から教えていただきました。
画面開発でも、前回のWEBアプリの開発では実装したいけれど、技術的に難しいから断念した部分がありました。今回の画面開発では技術面で断念することなく、設計通りに開発することができました。今回はお客様がいない開発ですが、研究開発でもお客様の視点は大切です。わかりにくいUIやデザインはレビュー時に指摘が入ります。実際の開発でもお客様との合意は大切ですし、実際に完成品に近いものを目にして操作すると「もっとここはこうした方がいいのでは?」「この操作はわかりにくのでは?」と言った指摘も増えます。事前に想定できるといいのですが、そこまでの経験もまだないので、心折れずに修正を重ねていきたいです。
すべて通してやってみるとわからないことの方が多い
—— 現在の状況とこれからの研究開発に対する意気込みを教えてください。
Vieurekaカメラアプリの開発は最後の調整を進めていて、完成間近です。プロトタイプ作成も含めて約3週間で開発しました。すべて通して開発するとわからないことが多く、自分たちの力不足を感じました。今回のアプリ開発に関しては満足していますが、アプリの質や技術力を問われると正直あまり自信はありません。具体的に何をやりたいか、というよりはもっとVieurekaカメラアプリ開発に関する技術を習得して、Vieurekaマスターを目指したいと思っています。今回は2人それぞれ、クラウド側エッジ側、画面側と分担して開発を行いました。自分が担当した部分と違う部分も今後触っていきたいと思っています。
まとめ
Vieureka Camera App Challenge 2021の成果物提出期限が迫っています。参加者の皆さんがどの程度の技術力でどのようなVieurekaカメラアプリを開発しているか、なかなか見えてきません。今回IoT.kyotoで開発したVieruekaカメラアプリはコンテストが終わり次第、お披露目する予定です。ぜひ、楽しみにお待ちいただければと思います!!
インタビューご協力ありがとうございました!
次回のブログでは完成したVieurekaカメラアプリをご紹介する予定です。しばらくお待ちください!