顧客名
フジテック株式会社様
概要
エレベーターの保守点検時に使用する電圧ロガー(日置電機社製 メモリハイコーダー)をFlashAir(東芝メモリ社製)を用いてIoT化しました。これにより電圧計測値をほぼリアルタイムでインターネット越しにモニターすることができるようになり、保守点検の効率化が期待されています。
なお、本パターンはIoTスターターパックで提供いたしております。
本事例が2018年2月16日の日刊工業新聞に掲載されました!
アーキテクチャ
メモリハイコーダー(日置電機社製):
入力された電圧値データをCFカードに書き込む記録計。FlashAirはSD/CF変換アダプタを使用して接続します
FlashAir(東芝メモリ社製):
Wi-Fi機能を搭載したSDカード。最新のものはファイル書き込みなどをトリガーにスクリプトを実行することができます
導入効果
エレベータの故障や不具合につながる電圧の異常を検知するために、最下階下のピットや屋上の機械室にメモリハイコーダーを設置し、最大2ヶ月程度モーターの電圧変動をロギングすることがあります。これまでは、設置機器の回収後に計測値を解析していました。FlashAirを利用してIoT化することで、ほぼリアルタイムの電圧データをモニターし、電圧異常を検知するまでの期間が短縮できるようになりました。同様の機器はフジテック様の生産ラインでも使用される予定で、生産プロセスの効率化への応用も期待されています。